セミナーのスライドはどうやって映像編集する?

セミナーのスライドはどうやって編集する?

みなさんこんにちは!
動画編集者のりっき~です。

弊社でもよくお仕事を受けるのが
セミナーのライブ・ハイブリッド配信、または撮影だけ行ったアーカイブ配信です。
ライブ配信にしても、録画も行っておき、のちにアーカイブとして編集して再度配信
と言うお仕事も多いです。

で、結構アーカイブ動画を作成するにあたって、一番取り扱いが困るのが
パワーポイント
の存在です。

録画データとしてはプロジェクターの画面も押さえているので、
それで行けるっちゃいけるのですが、なんか味気ないですよね。

やはりパワーポイントのデータをちゃんとした形で動画に組み込みたいところです。
しかし、パワーポイントをどうやって組み込めばいいのでしょうか?

パワーポイントを大きく画像化しよう!

手っ取り早いのは、パワーポイントを画像化することです。
そうすることで、編集ソフトにレイヤーに段積みすることが出来ますので
プロジェクターの画面転換に併せて画像を差し込めます。

しかし…

パワーポイントは普通に画像化すると

1280×720px

パワーポイントデフォルトサイズ

にしかなりません。
そこで必要になるのが画像サイズの調整です。

フルハイビジョンサイズの場合

フルハイビジョンサイズ=1920×1080pxですが、
パワーポイントの通常の縦横サイズは

パワーポイントのデフォルトサイズ

となっています。
このサイズをピクセル表記すると先程の画像の通り1280×720pxにしかなりません。

つまり、1280:720=33.867:19.05

となります。

これをフルハイビジョンサイズにするためには、
むか~し学校で習った比例計算を行います。

1920:1280=フルハイビジョンの横幅(X):33.867
内項の積=外項の積なので
1280X=65,024.64
横幅=50.8cm

縦幅も同様に
1080:720=フルハイビジョンの縦幅:19.05
なので
縦幅=28.575cm

となります。
これを入力するとパワーポイントフルハイ

となって、この状態で画像に書き出すと

パワーポイントフルハイビジョン

となります。

4Kサイズの場合

また、4Kサイズにしたい場合は、それぞれ
X=101.6cm
Y=57.15cm
にすると、3840×2160の4Kサイズに出力されます。

パワーポイント4Kサイズ
※おおよそのサイズなので、実際の編集画面に合わせてみて、サイズを調整してくださいね。

パワーポイントにアニメーションが入っている場合

パワーポイントにアニメーションが入っている場合は
MP4形式でパワーポイントをエクスポートしちゃいましょう!

エクスポートすることで、アニメーション部分もちゃんと反映されるので、
撮影した画面のタイミングに合わせて調整を行うことが可能です。

もちろん4Kサイズにもエクスポートは可能です。

パワーポイントむびーエクスポート

※ちなみに…ここで書き出された映像からキャプチャーとると、フルハイビジョンや4Kでの画像を抜き出すことが出来ます。
①の手順を踏まずに、一気にここからスタートするのもアリです。

動画が入っている場合

動画が入っている場合は、②のパターンで抜き出すこともできるのですが、
動画前後のスライドが変な形(中途半端にディゾルブがかかった状態)で出力されてしまう場合があるので、
スライドを動画の部分だけにしてから、MP4形式で出力した方が確実です。

スイッチャーの録画機能ならもっと簡単!

ここまでの状況が一般的なやり方ですが、セミナーの時間が下手したら丸一日や、2日・3日と継続するものだと、
画像のはめ込みだけで編集の時間がかかっちゃいます。

また、当日パワーポイントのデータをもらえればいいですが、
その受け渡しに時間がかかってしまったり、
講師の先生によっては、自分のパワーポイントデータを渡すことを渋られる方もおられます。

なので、こうしたことを回避し、時間を節約していくために、
撮影会場に行った際に、スイッチャーをセッティングしちゃいます。

一旦パソコンのデータをスイッチャーに取り込み、
スイッチャーのOUTから取り込んだデータをプロジェクターに出力します。
会場のマイクデータは、別撮りをしながら、スイッチャーに取り込んじゃいます。

マイク音声・パワーポイントの音声と画面データをSSDにUSB等で出力して録画しておくと、
あらびっくり、全てのデータが取り込めることになります。

こうしておくことで、
カメラの録画データ・録音した音声・スイッチャーの録画データをレイヤーで重ねて合わせることが可能ですので、
非常に編集作業がスピーディに進みます。

納品までの日数を削減ができ、工数も減らすことが出来るので、編集費を押さえることも可能です。
工数は減らせるわ、お客様からの早いと喜ばれるわ、いいことづくめです。

是非一度試してみてくださいね。

ライブ配信やアーカイブ配信など、お困りごとがありましたらお気軽にご連絡ください!
お客様の希望に合わせたプランを一緒に考えていきましょう!

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