リハーサルしないと分からないことがある!
プロデューサーのりっき~です。
いや~やっぱり下見とリハーサルは大切ですね!
今回のお話は、実際にあった出来事です。
今回のハイブリッド配信はちょっと特殊で、
同じ建屋の1階と2階の2つの部屋を結ぶハイブリッド配信です。
研修を行うのですが、参加者が想定以上に増えたため、
急遽1部屋増やしたものの、どうやって双方向でやろうか?
ということで、弊社にご相談がありました。
下見編
まずは下見です。
会場が近いこともあり、即下見に訪問しました。
そこで、WIFIも借りることが出来ることは確認していました。
アンプですが、めっちゃ古い!
大会場は無理をすれば出来そうな気もするのですが、基本触るのはNGの様です。
追加会場は、アンプから音を抜き出すことすら出来ません。
そこで、弊社のマイクとアンプを活用し、スピーカーのみ会場のものを利用することとなりました。
リハーサル編
つづいてリハーサルを行おうと思いましたが、お客様は
そんなのいるんですか?
という返答がありました。
お客様にリハーサルの重要性を丁寧にご説明させていただきましたが、あまり時間を取れないということで、
最小キットでリハーサルを行うこととなりました。
つまり、双方向でプロジェクターに映し出され、双方の音声が聞こえていれば、リハーサルは無事終了…
と考えていたのですが、甘かった!!
問題点① WIFI
まずWIFIです。 会場で提供されているWIFIは利用時間が制限されていることがわかりました。
3時間で一度切れるようです。
研修時間が丁度3時間の予定。
全てが時短で出来ればいいのですが、そんなこと考えていては
本番に冷や汗がタラ~りと流れることは間違いありません。
しかし、高価なWifi設備を借りるなんて想定していません。
※もともとハイブリッドで研修を行う予定ではないため、ハイブリッド配信にかかる費用すら痛い出費です。
まぁauの回線がうまくつながっている会場でしたので、
au系列の比較的安価なポケットWifiを提案しました。
問題点② 想定以上に会場のアンプが…
会場のアンプですが、こちらから配線を入れると…
すさまじくホワイトノイズが入る!
かろうじてゲインは調整出来るのですが、声まで小さくて聞こえづらくなる…
使っているケーブル類は、当社のアンプ・スピーカーでは発生しないことを確認していますので、
ほぼ間違いなく会場の機器の問題。
う~ん…使えない。
ということで、弊社のスピーカーも使用することとしました。
お客様も会場の出してくる設備からは想定できないことが発生していることに驚かれ、
リハーサルの大切さを分かっていただけました。
まとめ
このように、下見を行っていても、実際に繋いでみて初めて見えることは沢山あります。
下見の上で、こう繋げばこうなるな~
という想定は行っていたのですが、特に古いアナログ系の音響機器のところは要注意です。
また、会場のWifiも接続時間があるなんて、初めてのことでした。
これからは細かな点まで下見で見ておく必要があると感じました。
やっぱり入念な下見と簡易的でも実際に機器を接続して行うリハーサルは
とても大切ですね。
本番当日は、午前が設営とリハーサル、午後から研修という段取りを組みました。
想定外のことが起こることを念頭に、何かあっても対応できる対策をとって準備していたことから、
特に問題なく行うことが出来ました。
どれだけ下見をしてみても、リハーサルを行ってみて初めて気づく会場の問題点などもあります。
時間がない!など色々とあるかと思いますが、
一番大切なのは本番成功することです。
前にも書きましたが、この準備で90%まで成功確率を挙げられます。
ご協力お願いいたします。
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