プライベートブランドのデザインについて考えてみたよ⸜( ´ ꒳ ` )⸝~情熱価格編~
どうも、
「プ(「プ」は半角カナ)」です。
((「プ」は半角カナ)の部分は発音しなくて構いません)
私たちの身の回りには、色々なデザインがあふれています。
明るくポップなものや重厚感のあるもの、落ち着いた雰囲気を持つものなど、
多種多様なデザインは、私たちの生活を彩るためにもはや欠かせない存在となっています。
私も一デザイナーの端くれとして、身の回りのデザインにはついつい目をやってしまいます。
(紹介が遅れましたが、私って実はデザイナーなんです。驚きました?驚きませんよね。すみませんでした)
今回は、ありふれたデザインの中でも、特に私たちの目につくことが多い
「プライベートブランド」のデザインの特徴についてお話していきたいと思います。
Contents
ドン・キホーテ「情熱価格」
記念すべき(?)「プライベートブランドのデザイン見てみた企画」第一回目のテーマは、
みんな大好きドン・キホーテの「情熱価格」です!
なんで情熱価格のデザインの話をしたかったのか?と言いますと...
それは遡ること2週間ほど前、食材の調達にでも行こうとドン・キホーテに立ち寄った時のことでした。
今日の晩御飯は何にしようかなと店内をのらりくらりと彷徨っていると、ふととある商品に目がいきました。
その名も「あえるだけ辛麵風パスタ」。
商品名だけ書くといかにもシンプルでありふれたパスタソースのようなのですが、そのパッケージは何とも異様なもの。
真っ赤な背景に、金色や赤のグラデーションが入った太字のゴシック体で商品の情報がこれでもかというほどに書かれている。
その「シンプルイズベスト」の逆を行った情報量の多すぎるパッケージに一瞬で心惹かれていまったわけです。
このパスタソースのみならず、情熱価格のパッケージデザインって基本情報量多めで見ていてめちゃくちゃそそられるんですよね。
そんな感動的な経験をもたらしてくれた情熱価格のデザインの特徴を今回は私なりに考えてみたいと思います。
情報量が多いけど見苦しくないのは何故?
「情熱価格」のデザインの特徴ですが、なんといっても情報量が非常に多いです。
下手すれば下品とも捉えられかねない程の情報量の多さなのですが、不思議と顧客はパッケージに興味をそそられ、つい商品に手を伸ばしてしまうのです。
何故情熱価格のデザインはこれほどまでに人々の目を惹きつけるのでしょう?
私が思うに、その理由は「デザインの規則性」にあると考えます。
デザインには、基本となる4原則があります。
- 近接
- 整列
- 反復
- コントラスト
デザインを行う上で、上記の4つが絶対に欠かせない法則となります。
逆に言えば、この4つさえ守っていれば、なんとなくきれいなデザインというのは作れたりするんですよね。
これは私がめちゃくちゃ欲しいなって思ったイヤホンの画像です。
見てわかるとおり、情報量がめちゃくちゃ多く顧客の購買意欲をまるでマシンガンのように駆り立ててくるようなデザインとなっています。
文字のサイズも色もフォントも何もかも違いますが、
パッケージの両端を見てみると、ちゃんと文字の始めと終わりがキレイに整列してあるのがわかると思います。
また、情報の中でも注目すべきところは太字や鮮やかな色で強調されており、「ここがこの商品のいいところ!」というのが一目で分かるようになっています。
これなんて上記の4原則がしっかり活かされてるのがわかりやすいですよね。
- 文字の端がキレイにそろっている→整列
- 目立たせたい文字が大きく強調されている→コントラスト
- 基本的な文字色、フォントが統一されている→反復
- 情報の内容ごとにグループ分けがされている→近接
このように、情熱価格のデザインは情報量が多くても「雑多・不規則ではない」んですよね。
流石ドン・キホーテ、プライベートブランドも立派にブランディングされているな....
あ、ブランディングと言えば、当社では様々な取り組みを行っておりますよ。
詳しくは以下のページでご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
パッケージデザインって奥が深いですね。
次回はセブンプレミアムについてお話いたします。