The Events Calendarの月表示にアイキャッチを追加する方法【WordPressプラグインカスタマイズ】

はるるるr

WordPressの人気イベント管理プラグイン The Events Calendar。
しかし、標準の月表示では、イベントのアイキャッチ画像(サムネイル)が表示されません。
今回は、スマホでカレンダーを見たときに各イベントのアイキャッチを表示する方法をご紹介します。

カスタマイズの流れは以下の通りです。

  1. The Events Calendarのテンプレートファイルを特定
  2. アイキャッチを表示するコードを追加
  3. CSSでスマホ向けのデザイン調整
  4. 変更を反映

この手順に沿って設定すれば、スマホでもイベントのアイキャッチ画像が一覧表示されるようになります。
では、実際のカスタマイズ方法を詳しく解説していきます。

1.テンプレートファイルを特定

アイキャッチを表示するには、適切なテンプレートファイルをカスタマイズする必要があります。

(編集するテンプレートの場所)
以下のディレクトリにある event.php をカスタマイズします。

wp-content/plugins/the-events-calendar/src/views/v2/month/mobile-events/mobile-day/mobile-event.php

このファイルを編集すると、スマホでカレンダーの日付をタップしたときのイベント一覧 にアイキャッチを追加できます。
直接編集するとプラグインのアップデートで消えてしまうため、テーマフォルダにコピー して編集しましょう。

(カスタマイズ用に以下の場所にコピー)

[your-theme]/tribe/events/v2/month/mobile-events/mobile-day/mobile-event.php

2.アイキャッチを表示するコードを追加

コピーした mobile-event.php に、アイキャッチを表示するコードを追加します。

(修正するコード)

<div class="tribe-mobile-event">
<a href="<?php echo esc_url( tribe_get_event_link( $event ) ); ?>">
<?php if ( has_post_thumbnail( $event->ID ) ) : ?>
<div class="event-thumbnail">
<?php echo get_the_post_thumbnail( $event->ID, 'thumbnail' ); ?>
</div>
<?php endif; ?>
<h3 class="event-title"><?php echo get_the_title( $event->ID ); ?></h3>
<p class="event-time"><?php echo tribe_get_start_date( $event->ID, false, 'g:i a' ); ?></p>
</a>
</div>


(このコードでできること)

get_the_post_thumbnail( $event->ID, 'thumbnail' )

でアイキャッチを表示

tribe_get_event_link( $event )

でイベント詳細ページへリンク

3.CSSでスマホ向けのデザイン調整

追加したアイキャッチ画像が適切に表示されるように、CSSを設定します。

(追加するCSS(style.css または「追加CSS」に記述))

@media (max-width: 768px) {
.tribe-mobile-event {
display: flex;
align-items: center;
gap: 10px;
border-bottom: 1px solid #ddd;
padding: 10px 0;
}

.event-thumbnail {
width: 50px;
height: 50px;
overflow: hidden;
border-radius: 5px;
}

.event-thumbnail img {
width: 100%;
height: 100%;
object-fit: cover;
}

.event-title {
font-size: 14px;
font-weight: bold;
}

.event-time {
font-size: 12px;
color: #666;
}
}

(このCSSでできること)
スマホでアイキャッチとイベント名を横並びにする
画像のサイズを 50px × 50px に統一
画像の角を丸め、オーバーフローを防ぐ

4.変更を反映

キャッシュをクリア

変更が反映されない場合は、キャッシュを削除してください。

ブラウザのキャッシュをクリア

WordPressのキャッシュプラグインを利用している場合は、キャッシュを削除

The Events Calendarのキャッシュ削除

WordPress管理画面の「イベント」→「設定」→「デバッグ」
「キャッシュをクリア」をクリック

まとめ

今回のカスタマイズでは、The Events Calendarの月表示をスマホで見たときにアイキャッチを表示する方法を解説しました。

  1. テンプレートを特定し、テーマにコピー
  2. アイキャッチを表示するコードを追加
  3. CSSでスマホ向けデザインを調整
  4. キャッシュをクリアして反映を確認

これで、スマホでカレンダーを見たときにイベントのアイキャッチが表示されるようになりました!

カスタマイズの応用

もしイベントリストビュー(List View)や他のページでもアイキャッチを表示したい場合は、list/event.php などをカスタマイズすればOK!
今後のカスタマイズに関するご相談があれば、お気軽にお問い合わせください!

おすすめ記事

お問い合わせ

WEB制作、動画制作、オンライン配信、SNS運用代行などお気軽にご相談、お問い合わせください。

お問い合わせはこちら