パッケージデザインの特徴について考えてみたよ₍ ᐢ. ̫ .ᐢ ₎~医薬品編~
どうも、
最近睡眠時間が不足しがちな
「プ(「プ」は半角カナ)」です。
((「プ」は半角カナ)の部分は発音しなくて構いません)
(睡眠不足の所為で、絶賛肌荒れ悪化中です)
突然ですが、貴方は身の回りに溢れる商品のパッケージデザインについて気になったことはありますか?
私はあります。
普段何気なく目にしているパッケージデザインなんですが、
じっくり見てみると、商品ジャンルによってそれぞれ異なる特徴を持っていたりします。
例えば、食品関連の商品であれば、食欲を増進させるために
暖色を中心としたカラーリングで構成されたデザインが採用されている...など。
「プ」は、そういった商品パッケージの特徴探しが割と好きだったりします。
今回は「医薬品」のパッケージデザインに着目して、その特徴について考えてみたいと思います。
Contents
「プ」が抱いた、医薬品パッケージの印象
早速、パッケージの特徴探しに近所の薬局に行ってみました。
ありとあらゆる医薬品を観察してみたんですが、多くの医薬品に共通するのが、
- パッケージに記載されている情報量が非常に多い
- やたらと商品ロゴが古臭い
という点でした。
で、「プ」はこの2点に対し、以下のように仮説を立ててみました。
- パッケージに記載されている情報量が非常に多い
→薬品の効能や成分を正しく伝え、お客さんが目的の商品を間違えないようにするため? - やたらと商品ロゴが古臭い
→古くから人々に親しまれているという「信頼感」を示すため?
では、実際の商品デザインにはどのような意図が含まれているのでしょうか?
安心感を伝えることを重視した「パブロン」のデザイン
まず1つ目の例として大正製薬から販売されている総合風邪薬「パブロン」のデザインを見ていきましょう。
パブロンのデザインは、大正製薬の社内にあるデザイン部が制作しています。
パブロンをはじめとした薬のパッケージデザインをするうえで、大正製薬のデザイン部では、
「安心感」「信頼感」「効き目感」が重要視されているのだそうです。
例えば、ロゴに関しては、どっしりと地に足がついた字体が、パブロンの「安心感」を表現しています。
また、カラーリングについては、1977年に発売された「パブロン顆粒」以降、
赤・金・白の配色が共通のアイデンティティとしてデザインに使用されています。
長い歴史を持つパブロンの「信頼感」が、昔ながらのロゴやカラーリングに表されているのです。
「効き目感」に関しては、パブロンSのパッケージ上部の「S」の文字のなびいているようなイメージや、パブロンAXの「AX」の鋭いイメージから、「即効性」を表現しているのだそう。
昔から「S」の文字に対して「えらく分身しているな~」という印象を抱いていたんですが、即効性を表現しているとは驚きでしたね。
ちなみに「プ」、昔パブロンを飲みすぎて頭がぱっぱらぱ~になったことがあります。
調べたところパブロンの飲みすぎは脳に良くないみたいですね。
「ジキニン」のパッケージから見る、らしさの表現
2つ目の例として、全薬工業から販売されている総合風邪薬「ジキニン」のデザインを見ていきましょう。
こちらの商品では、ロゴの背景に鮮やかなピンク色が配されています。
これには、1958年から続くロングセラーブランドとしての信頼感を示すため、古くから使用されているロゴの視認性を高めた、という理由が込められています。
パブロンと同様、古くから使用されているイメージを使用することで「信頼感」を表現しているようですね。
また、こちらに関しても、背景にシャープな線を用いることで「風邪の引き初めに速攻で効く」ということが表されています。
医薬品パッケージに記載されている情報について
医薬品を購入するうえで、顧客が一番重要視するのは、商品の「機能性」です。
薬といえども種類はさまざまで、頭痛に効くもの、熱を下げるものなどいろいろなものが存在しています。
なので医薬品のパッケージでは、その商品がどのような症状に効くのかということを的確に伝えることが重視されます。
情報量が多いのはその商品の機能をより顧客に伝えるためなんですね。
また、情報を伝える上で、「視認性」というものは非常に重視されます。
患者さんが名称の見間違いを防ぐために、また一目見ただけで薬の効能を理解できるように、文字や含有表示をより大きく目立つように記載することが多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
医薬品のパッケージの特徴は以下の通りです。
- 「安心感」「信頼感」「効き目感」が重要視される。
古くから用いられているロゴやカラーリングを使用することで、商品の「安心感」「信頼感」を表現している。 - 医薬品を購入する際に顧客が重要視するのは、商品の「機能性」
機能性を的確に伝えるために、必然的にパッケージの情報量が多くなりがち
また、情報を伝える上で、必要な情報を目立たせるなど、「視認性」が重んじられる
パッケージデザインって奥が深いですね。
参考サイト
大正製薬 パブロン その2
https://blog.excite.co.jp/dezagen/10079941/
大正製薬 パブロン その3
https://blog.excite.co.jp/dezagen/10090428/
サトーのデザインが、かぜ薬ブランド「ジキニン」の商品パッケージに採用
https://www.sato.co.jp/about/news/2023/release/20230302_01.html
医薬品、化粧品、求められるデザインの特徴とは。
https://www.togu.co.jp/column/detail/102
発注時には要注意!医療パッケージのデザインの特徴と種類について
https://rekaizen.com/article/detail/package-desing/11107